地域の力

2021年に地域で行ったことをまとめておきたい。自分のための記録になっている。


①24時間開放のサードプレイスが作られていくところを見ていた。

本や漫画を読ませてもらいながら、ときどき食べ物ももらいながら、環境が整えられていくところを見ていた。非常事態宣言で図書館も閉まっていたとき、私はここに生かされていた。友達もできた。いつか私もそういうことをしないといけない。

 

②大学で夏休みの公開講座の手伝いをした。

ポスターを見たり、実験の準備をしたり、当日子どもを見たりという手伝いをさせてもらった。学生にはバイト代が出たが、手伝わせてもらえる方がありがたかった。

私は中高の理科の教職免許を持っている。中学生は私に、いい先生になれるよと言ってくれた。授業を受けてくれた彼らにあなたたちのおかげでと言うためにも、教えることはずっとしてみたいと思っている。外国でも教えてみたくて、アメリカの学会で折り紙顕微鏡の使い方を教えたことがある。大学はじゃあポストが空いたら教えるよと言ってくれたが、何を教えたらいいか分からない。まずは一回の授業の中の一部の時間をもらうことを狙っている。


③フィールドワークの手法を学びながら、気になっていることを共有し始めた。

水俣病を記録してきた写真家の方にフィールドワークのやり方を学んでおり、一緒に学んでいる人たちと各自が気になっていること、それに関して調べてみたことを共有している。市の助成を受けていて参加費は無料。自分が本当に知りたいことを調べるか、調べたらある程度面白いまとめができそうなことを調べるかで迷っている。大学生のときからフィールドワークをしてみたかったので、フィールドワークを楽しむという点では後者がいいのだけど、発表の場までもらえるというのだから前者にして意見をもらうのもいい。


④5人チームで、植物で生きていきたい人の応援を始めた。

ビジネスを今すぐしたい人もいずれしたい人も両方参加できるのが面白いこの企画。私はいずれしたい人として応募し、今すぐしたい人を応援する側に回った。チームを組む場が提供されているだけで参加費は無料。全員で集まるのは3回のみで、あとは各チームで好きに進める。6人の今すぐしたい人の話を聞き、自分のしたいこととは遠いけれどこれで生きていきたいという人を応援して本当にその人がそんなことができるようになったら自分のときもできるだろうという理由で植物で生きていきたい人のチームを選んだ。

それぞれ別の話なのだけど、同じ①の利用者と④で出会ったり、③のテーマに④を絡めたり、②で知ったことを④で活かしたりしている。いずれはしたい人のいずれはしたいことを聞くのも面白い。ここで教わったことは会社で活かしたりもした。

 

今、大学と会社の両方に所属できているので、もっと地域に根差してみようと思ってこれらに取り組んだ。みんなが自由研究をやっていたらいいな、縁側から自由に入って来られたらいいな、そこでお互いの研究について話し合えたらいいな、科学をみんなで楽しめるといいよね、これ面白いよ、それ面白いじゃんってたくさん言いたいよねという思いがあって、町の人たちと話しながら力をもらっている。コロナ渦で出会えた人はとても多かった。