4月17日に出てきた姪は、生命から人になった。

4月に一番見られたツイートはこれだった。

 

『うるわしの宵の月』の1,2巻を読んだ。主人公は女子高生の宵。どちらも王子と呼ばれているかっこいい女の子と男の子の話。

 

4月は『太陽よりも眩しい星』を始めとして、少女漫画もいいなあ、すごいなあと思っていた。ドキドキしている、自分は相手にはふさわしくないと思っている、好きな人に近付きたくて努力する2人を、頑張れーと応援したくなる。感情移入する。恋愛ものが多すぎるとは思うけど、とは言えすごい。でもとびきりすごいとなると扱うものが恋愛だけでは、それに友情が入っても、足りなくて、スポーツとか音楽とかSFとかいるんじゃないかなと思う。恋愛が中心ではダメなんじゃないかなと思う。

 

前回のブログは編集部のおすすめに取り上げられたことにより多くの人に読んでもらった。「大好き青春18きっぷ」というタイトルがよかったのだと思う。大好き。私は毎月、一番閲覧数の多かったツイートを元にブログを書き、一か月の振り返りをする。旅行・移動は好きだけど、それ用のブログというわけではなく、とても個人的なものだ。

 

4月のニュースは17日に姪が出てきたことだ。私が住んでる市の市長がいいって話もしたいけど、たまひよの話だろうね、4月は。大きくなっていないからお腹に入れておいても意味ないよ、今日出す?、でも今日は金曜日で合併症が起こるといけないから人が揃う月曜日にしようかということで、妹は金曜日から入院し月曜日に帝王切開をした。たぶん赤ちゃんって感じのが出てくると思うと言っていたらその通りだったけど、思ったより人間で、こんなのお腹の中に入っていたら大きいと思った。赤ちゃんは小さかったので最初は保育器の中にいた。お腹の中にいたものが保育器に入ったとあっては、私にとってはもっと奥に引っ込んだ感覚だった。ミンちゃんのお腹の中にいたのに?今は保育器?と。赤ちゃんの写真がたくさん送られてきた。私は妹のダルダルの皮膚を見たがった。たまに妹が写っているとミンちゃんだと思った。ベアーズも写っていた。赤ちゃんの応援もした。小さかったので頑張っていると思った。赤ちゃんに触る妹の手は巨人のようだった。この子はミンちゃんのように大きくなるのに29年かかるんだと思った。生命に見えていたものは数時間でどんどん人間になっていった。人間になり過ぎて、人間を超えそうだけど、人間で止まるんだよねと思った。赤ちゃん肌とはと思っていた、余って垂れていた皮膚も生まれて2日後にはだるんだるんではなくなった。そしてそいつは突然、人になった。おまえは誰だ、戸籍に載ってるのか、その手はなんだ、なんで万歳してるんだと言いたくなる。個性が発現していた。人になってから写真を遡るとそいつは最初からそいつに見えた。もう単なる生命には見えなかった。こんなことを思うということを知らなかったので残しておくために書いた。たまひよが成長を続ける限り、今後も私は何かを思い続けるだろう。ようこそたまひよ