仕事を終わらせて、試写会に行こう

そういえば試写会ももう10回以上行ったなあと気が付いたのでまとめる。私はトーキョー女子映画部というサイトに登録している。以前はポイント制ではなかったが、今はアンケートに答えるとポイントをもらえ、ポイントに応じて試写会やチケット、映画関連グッズに応募できるようになっている。部というからには試写会後に感想を言い合う会が設けられていることもある。ロケ地に関連する食べ物としてホットクを食べながら韓国映画を鑑賞することもあったし、帰りにかっぱえびせんをもらったこともある。違うサイトから試写会に応募することもあるが、最初に見るのはこのサイトだ。試写会で映画を観るということにはこんないいことがあるという話をしたい。

 

映画の内容は一応確認するが、日程さえ合えば何でも申し込んでいる。同日開催の場合は、どちらも当たることはないだろうが当たったときのために一方を選ぶ。日程以外の縛りがないので、ほぼ申し込むことになる。

良さそうなのが当たったときは大抵一人しか入れないか、女性限定ものだ。それらの条件は見ないで申し込んでいるので当たってから知る。

ネットや映画館で見るのと違って日程が決まっているので、当たれば必ず見る。見逃さない。二人入れる場合は誰かに声をかけるが、日程が決まっているため誘いやすい。ダメならダメでいいからだ。違う日なんてない。

そうして見た映画は場所と共に記憶に残る。市役所みたいなところでとか、細い坂道を行った先にあってとか、公園に行った後・中華料理を食べた前にとか、小さいまたは大きい会場でとか、その後、感想を言い合うときにはエレベーターで移動したとか。行きつけの映画館で見るわけではないので行ったことのないところで見ることになる。今回はこんなところかというのも楽しむ点の一つだ。会場にいろんな椅子が置いてある場合もある。

年に2,3回当たって行くが、その後大勢の人に見られることになる映画は稀だ。若手の監督が作った映画も観ることになる。『はざまに生きる、春』という映画では雑誌編集者が大学時代に映画を作っており過去のその作品を観て主人公は「やりたいことは分かるが技術が足りていない」と言っていた。いろんな映画を観るとこのやりたいことということを考える。絶対映画館では観ない映画もじっと観るので帰り道と数日間はその映画のことを考え続ける。そういう映画の方が、話は盛り上がる。こうすればよかったのでは、でもこういうことをしたかったのだと思うのでそういう意味ではここは成功しているのではと話す。

試写会は平日の18時半に始まることが多い。そういう日は17時に仕事を終えて電車に乗る。年に数回、そんな日を持つのはどうだろうか。誘ってよかったら私が当たったときは誘うから。

試写会とはつまり私にとっては、観る映画を選んでくれる機能だ。