外国に行ったら映画館で映画を観るようにしている

日本では試写会ばかり行っているけど、外国では映画館で映画を観ている。旅先で必ずそうしているというのを本で読んでいいなと思って、最初に一人で行った台湾から私もそうしている。1000円以上するときは観ていないが、そうでなければその国の映画を観ている。英語字幕もなければ何と言っているかは分からないが、話は何となく分かる。映画は日本でも観られるから他のものを見に行きなさいと言われることもあるが、映画館にはその国の文化がある。10か国以上行ったのでまとめたい。

 

台湾

台湾の映画が観たいのに出演者名も漢字で書いてあるものだから欧米のものかどうかも分からない。顔から判断しようにも中国のものと見分けられない。それで台湾のを観たいと告げた。それで観たのは日本統治時代の映画。日本人が出てきたので言葉が分かるところもあった。私は台湾のことを知らないんだなと思った。街中では映画のCMをよくやっていた。日本の映画もかかっていた。ポスターを見た。

 

タイ

ニューハーフショーを観たいが外国人料金は嫌だと思っていたら、実は心は女性というお坊さんの映画で、ニューハーフショーに少し触れられた。タイの要素が2つも入っていた。映画が始まる前には国王の映像が流れたので立ち上がった。タイの芸能人は街中にいる人と違って白い。主人公がかっこよかったので何とかしてその人の名前を突き止めたが、ネットから得られる情報は少なかった。

 

インド

1階席と2階席があり、皆、料金が高い方の2階席。私も勧められてそうした。待っている間に同じく立っていた人からポケットから出したゆで卵をもらった。アルミホイルに塩もあった。殻をこぼさないように手に持っていたらそんなものは捨てるのだとその場で地面に捨てさせられた。インド人は距離が近いので観ている間は私の足に足を乗せてきた。それを下ろすという作業をしながら観る。ときどき画面に黒い線が入り、観客は声を上げる。そうすると映画館の人が直す。映画の中の人たちは踊っていた。王子様とお姫様の話だった。街中ではよく撮影をしていた。本当に映画が盛んなのだと思った。

 

フィリピン

フィリピン映画がなくディズニーの『美女と野獣』になった。日本でも観られるが安いと思った。公用語が英語なので公開が早く、英語圏のものが多い。ショッピングモール内の映画館で観たので始まる前にスイーツを食べた。みんな陽気だった。

 

アメリ

84歳の人の家に複数人で住んでいたとき、その家の人に『ブレードランナー』を観に行かないかと言われた。怖いから嫌だと言ったが『ブレードランナー2049』という続編だったと後で分かった。次に言われたのが『リメンバー・ミー』で、このときは一緒に行った。映画のプランがたくさんあるものだと思った。料金が変わる。サブウェイで選択肢が多いのと同じだと思った。ノースウエスタン大学で映画の脚本の先生をしているアメリカ人と、数理物理学のポスドクをしているロシア人と、ドローンで撮った写真をナショナルジオグラフィックのサイトに投稿している同じくポスドクイスラエル人と言った。寝た。大したことないと思ったので後で、日本で観て、歌もいいし面白くない?と思った。もう一回観て面白いよなと思った。映画の後はデザートを食べに行った。このイスラエル人はご飯の後のデザートが必須で、どこでも頼むことになる。表に出してデザートが好きなのは女性だと思っていたなと思った。アンコンシャスバイアス。メキシコ人街で死者の日を体験していたので、映画はその記憶と結び付いた。

 

カンボジア

カンボジア映画を観た。カンボジア映画はたくさんあった。そこら辺で撮影したって感じの映画だった。日本で観たら東南アジアの映画だとしか分からないだろうが、カンボジアにいるとカンボジアの風景だなと分かる。運のない人が裸の男性に服をあげたらその人が交通事故に会い死に運が悪くなくなったという映画だった。コメディは好きだけど、それでいいのかカンボジア人と思った。カンボジアでは米ドルが使えて安さも実感しやすかった。ラオスではタイのドラマをよく見たのでカンボジアでは自分たちで作るということが意外だった。

 

ベトナム

時間の合うベトナム映画がなくマーベルの『ワカンダ・フォーエバー』を観た。主人公は黒人女性。人種、国籍の違い人たちがひとつの映画を作っており、ベトナムで観たことで、より、これが世界の最高峰かと思った。ときどき映るアメリカの家には憧れた。資本主義だなと思った。

 

韓国

見た目でその国の映画かどうかを確認でき、チケットを買うのがスムーズだった。宮廷の話だった。韓国映画ながらこれは日本で観られるかもなと思った。

 

マレーシア

マレー語の映画は子ども向けのアニメしかなかった。マレーシアは多民族国家で、マレー語の他に、英語、タミル語、中国語も使われている。Malaysian Tamil cinemaはタミル語でもマレーシア映画だ。しかし時間が合わなかった。そこでインド映画でもタミル語のものを選んだ。私立の先生に嫌がらせをさせられながらも、お金を取らない学校でいい授業をする先生の話だった。インド映画はレベルが高い。

 

映画が始まる前の広告も注目すべき点だ。映画以外の広告があるので上映時間になってもまだ人は入らない。エンドロールはどの国でも見られないように思う。