好き嫌いの追及

私のブログには、前月に一番見られたツイートをお題に書くシリーズと、ある程度体験したらそのことをまとめるシリーズがある。今回はまとめるシリーズも10回以上書いたことから、まとめるシリーズ自体をまとめたい。これまでにまとめたものには下記がある。

 

・小麦粉でいろんなものを作った話
・自分の地域での活動
ジブリゆかりの地
・スケッター
・オンライン講座
・オンライン工場見学
・銭湯
・研究室生活
Twitter
青春18きっぷ
・ミニモ
・フリマアプリ
・試写会
・外国の映画館で映画を観ること

 

山口真由が『思い通りに伝わるアウトプット術』の準備の章で、インプットの技術として自分を知ることを挙げていた。自分自身の軸とは自分の「好き嫌い」のことで、それが明確になれば関心の所在が掴めてインプットが楽になるという原理だった。ここでまとめたものはどれも回数をこなしているので私の好きなものと言える。分かっている「好き」には下記がある。

 

・同じ枠組みで比べる。
・数をこなして制覇する。

 

なんでこれ好きなんだろうと考えるとこの2つができるようになっていることが多い。例えばお金がかからないことは条件を合わせて同じ枠組みで比べるために必要な要素だし、本は制覇にできるように全体量を知ることができる紙がいい。そもそもなんでこの2つが好きなのかというと人に、転勤してきたからではないかと言われたことがある。ここの小学校の給食はこうなんだ、季節が一周して一通りの行事を知ったということが生きるために必要だったからではないかと。ここはこう、全体はこうを見ていくうちにその作業自体が好きになったのかな。そうすると好きだから知りたいと思うということを利用する前に、好きになるための仕掛けも必要になるのか。

私は旅行って自分の楽しませ方を知ることだと思う。だんだん自分が好きなものが分かってくる。これ好きだなって思うから行ってみるとやっぱり好きで、さすが私、私のことがよく分かっていると思う。そう考えると好きなものは最初からあって見つけるだけという気もする。

ブログを書くことはそのために役に立つかというと取り上げる時点で好きということに自覚があったので役に立ってはいない。ただ1000字がこれくらいという感覚が身に着いた。

 

楠木建も『経営センスの論理』で「好き嫌い」について述べていた。重要な判断ほど最後は好き嫌いで決まると。実験をできる限り速く行うといつも同じくらいの速さでできるが、手際が悪い人は毎回時間のかかり方が違うので上手くいっていないときに上手くいっていないことに気が付きにくい。息を最大限吐いてくださいと言われたら同じくらい吐けるのに、最大の半分である50%吐いてくださいと言われたら数値が安定しないのと同じだ。好きはその最大値みたいなものなのではないか。好き嫌いは位置を測るときに使える旗になるのではないか。「好き嫌い」が大事ということを数値で言えないことが気になっていたけど、解明できたぞ。