新しいことを始めるときにまず本を読むのは

5月に一番見られたツイートはこれだった。

 

日経ソフトウエアの『初心者のためのPython活用術』を読んだ。カラーで大判。見やすく開きやすい。

 

最終的には、本に書いてあるコードを手打ちするの面倒臭いし、ネットの人のコードを切り貼りするのだけど、新しいことをする際には本を読む。WordPressのときもGoogle Analyticsのときもそうだった。本を読むのには2つの理由がある。まず、全体像を知りたいということ。これは全体の何割に相当する知識、これは最初の方に出てくること、最後の方に出てくることということを知りたい。紙の本ではそのことが実感を伴って分かる。次に、読んでいるうちに慣らしたいということ。今回でいうとPythonと名の付く本を10冊読んだ。新しいことをするときに一番難しいのは、知らないことの連続に心が折れないようにすること。それらを一気に受け入れるには労力がかかる。Pythonがあって、Anacondaがあって、Visual Studio Codeがあって、Beautiful Soupがあって、それぞれ何と思うけど、本を読めば分かる。こちらにはこう書いてあって、あちらにはこう書いてあって、大体のおすすめはこうで、これにはこう書いてないけどそういう考えもありだということが分かる。山口真由の7回読み勉強法は私にはできないが、同じことに関する説明をいろんな本で読むことはできる。彼女の勉強法と、1回目、1冊目で分かろうとしていないことは同じだ。

 

本を読んでからしますと言うとなぜ本を読むと思われるが、最初に時間をかけると後が速い。『クローディアの秘密』の中で、クローディアが弟に、最初に作戦を立ててから探そうと言うように。私は、使わなくても炊飯器のすべての機能を見ているのと今、同じ状態ですと説明していた。10冊も読めば実行はすぐにできる。私は博士課程での実験を通してシミュレーションができるようになっているので、頭の中でできると後は手を動かすだけだ。

 

自分が止まりやすいところは止まらないように設計しておく。今回はPythonVisual Studio CodeGitHubなんて面倒だから、Google Colaboratoryだけにした。Google楽天はいい。それでまとめたい。

 

博士号を取ってよかったことはできると思われることだ。できませんよと言っても聞いてない。英語と数字とコードならそれだけで私の元にやってくる。私も私でこれまでのネットの人の助けを借りればできることは分かっている。再現性が取れることなら他の人にできることは私にもできる。女の人は他の人のおかげでと言うことが多いらしい。自分ができるできないに関してはどうか知らないが、相手が私に対してできると思ってくれていると助かる。私も調べて答えるだけなんだけどなということでも、それを機会に調べられていい。