銭湯のこんなところを見ている。

100か所以上の銭湯に行った振り返りと、銭湯の好きなところの列挙を同時にするつもりだったが、前回、振り返りだけで1000字以上書いたので回を分けて、今回は好きなところの列挙をする。

 

東京は銭湯のサイトが充実している。東京を出ると一気にどんな銭湯かネットでは分からなくなる。そんな中HPがある銭湯はいい。東京でもHPがあるところはやる気があっていいなと思う。銭湯の検索ではいろんなキーワードで絞り込みができる。私にとって重要なのは水風呂があることだ。これが一番大事。普通のお風呂と水風呂を交互に入る。普通のお風呂だけだと家のお風呂と同じですぐ出る。冷たい方が好まれるようだが、私はぬるい水風呂の方が好き。普通のお風呂にしてもぬるいのがいい。次にいいのが露天風呂。外気浴もでき長く入れる。露天風呂の方が見た目でテンションが上がるが、長く入れるという点では炭酸湯もいい。炭酸湯はぬるい。炭酸湯があるような銭湯は水風呂も用意してくれている。薬湯もテンションが上がる。浸かりながら今日の薬湯の説明書きを読む。この前行ったところはユーグレナの入浴剤だった。温泉もありがたい。温泉の成分を感じるわけではないが温泉なんだなと思って入る。銭湯の料金でサウナに入れるときはサウナにも入る。大田区にはスチームサウナがあり、別料金を取らない。あとはネットで調べて金魚がいるとか、花が活けてあるとかあると楽しみにするし、写真でよさそうだなとか判断する。変わっているのも好き。マンションの1階が銭湯になっているとか。ケロリンの桶があるとか、レトロな体重計があるとかいうことが好きな人もいるようだが、以上が行く前に調べること。どこに行くかの決め手にはならないが、ボディーソープとシャンプーがあるかも調べる。あると書いてあるサイトとないと書いてあるサイトの両方がある場合もあるので気を付けて調べる。なければ持っていく。

 

行ってからのポイントはまずロッカー。コイン式じゃないといいね。銭湯には杖のロッカーがあるところもある。体重計には入浴前後に入る。出てくると少しだけ軽くなっている。入り口に水飲み機があると嬉しい。あまりないがあると途中で飲みに来る。入ってからはまずいくつのお湯があるかを見る。ジェットにはよく分からないで当たっている。だけど座風呂は好き。座りながらジェットに当たる。泡風呂は気持ちを楽しませるだけだと思っていたが意外と気持ちよくないかと思っている。炭酸湯なら炭酸の強さを見る。体に泡が着いていく様を見るのだ。みんなフルーツポンチの具になったかのように浸かっている。あそこ人がやたらいるなと思う湯があればそこは炭酸湯だ。あつ湯は一応入るだけ。電気風呂はリズムがあるものが好き。たまに入れないくらい強いものもある。一度新大久保の銭湯で外国人が電気風呂のところでびっくりしていた。銭湯に英語表記はない。スーパー銭湯はまたジャンルが違うが、スーパー銭湯だと寝湯がある。どんなお風呂も2周するのだけど、2周目は寝がち。あとはプールがあったり、雲梯があったり、肩にお湯が落ちてくるものがあったりしてそれらを楽しむ。シャワーは固定か持てるものか。固定なら角度は変えられるのか。お湯の温度は変えられるか。押したらお湯が出るタイプだった場合、一回に出る長さはどれくらいか。短すぎるとやだね。節水を呼び掛けているところもある。洗い流すとき以外は出さないようにと書いてある。どの銭湯にも常連さんがいるので気を遣う。浸かってから見るのは客層だ。話していることを聞く。なかなか強烈だ。出た後で見るのはドライヤーくらい。無料のときだけ使う。お釜ドライヤーがあるところもある。持ち込みだとより料金が高いと思う。綿棒はたまにあって、コットンはなかなかない。ヘアアイロンの有料貸出があるところもある。

 

100か所以上行ったので、まずシャンプーだけどという風に各点に対して話したいことがあり、それは文字にするといつもの目安の1000字には全然収まらないということが分かった。これまでの文章の見どころは文字量だけだ。スーパー銭湯編なんか入らない。地方編も入らない。だからまとめに入るけど、各銭湯には雰囲気がある。ここ好きだなと思うときどうして好きか考える。私だったらどんな銭湯にしたいか考える。図書館も同じ。清潔とかいうことではなく、いい銭湯って店主がいいんじゃないかなと思う。気が配られていることを感じるのではないか。結局具体的条件は分かっていない。だからいろんなところに行き続けるのかな。銭湯って面白いよ。

銭湯と私の歴史

100か所以上の銭湯に行ったので振り返りたい。

 

最初に銭湯に行ったのはいつだったかはっきりしないが、地図上で見て東京には意外とたくさんあるということが気になっていた。それで市の銭湯を調べてみると私のいる市に銭湯が一軒しかないがそこは木の浴槽だと分かり自転車で行ってみた。お風呂がひとつあるだけなので洗って入ったら何をしたらいいか分からない。銭湯に来たのだからお風呂に入るのだろうと思って長く入っていたらふらふらになった。脱衣所を番台さんが見ているタイプだったのでふらふらなんとか着替えて外に出て、銭湯の前でしゃがみ込んだ。銭湯の何がいいのか分からなかった。分からなかったけど、思ったよりたくさんの銭湯がある。あるということは好きな人がいる。好きな人がいるのに私にその好きが分からないのは悔しいということで、めげずに隣の市の銭湯に行った。そこは高校野球好きの店主がTwitterをやっている銭湯で、露天岩風呂があった。それがよかったのだと思う。いろんな銭湯があるんだと気付いた。大学の先生が、最初に失敗したことの方が続くと言ったけど、そうかもなと思う。リベンジに成功してハマってしまった。近くにいくつかあると、水風呂があること、露天風呂があることを優先するけど、今ではひとつしかお風呂がないところでも行く。そこを味わうことができる。

 

-20℃の冬のシカゴから戻ってきたとき私の体は子宮内膜症になっていてホルモン剤に慣れるまでボロボロだった。一か月の内一週間は寝ていたし、駅までは行けそうだけどそこから戻ってこられるかが分からないという状態だった。急にバッテリー切れを起こしていた。体が強制的に私を眠らせにかかるのだ。そんな状態のとき銭湯は私の半分になってしまった体を徐々にひとつに戻してくれた。日本に銭湯があってよかった。シカゴに戻るときは銭湯を持っていきたい。アメリカ人は銭湯なしでどうしているんだと思った。満ち満ちて今では体がひとつ分よりはみ出るくらいで、銭湯で満タンにされると力があり余る。ありがとう銭湯。

 

銭湯の回数券をもらったこともあった。銭湯の回数券はモノポリーの券のようで非常に可愛い。これを一枚持っていれば、お風呂に入る前にお財布を出すという行為をしなくていい。銭湯にはまだまだキャッシュレス決済ができるところが少ない。回数券は誕生日プレゼントとして郵便で送られてきた。今までで一番いいプレゼントだと思った。この薄い封筒の中にこんなものが入るなんてすごい。封筒ってなんて可能性を秘めているんだろう。銭湯の回数券は、毎年6月1日に発売され、使用期限は翌年の6月30日だ。私の誕生日は5月なので毎週銭湯に行った。同じ銭湯には行かないのでたくさん歩いた。もう一度もらったのだが、そのときはもう少し余裕があり、どこかに出かけた際に近くに銭湯があれば行くという感じで使った。私が銭湯を知ったときは470円だった東京都の入浴料金も、一昨年480円に。このときはちょっとした変更だと思ったが昨年には500円になった。大台に乗った。回数券は9回分の料金で10回入れる価格になっている。

 

次回に続く。

バンコクからシンガポールを縦断して考えたこと

バンコクからシンガポールを縦断した。

・3月末までに有休を消化するためにある程度長く行きたかった。

・東南アジア好きだがタイ・ラオスベトナムカンボジアは行ったことがあり、シンガポールに行くならマレーシアとセットにしたかった。

深夜特急を読んだことがある。

ということで縦断した。時系列に沿って振り返りたい。

 

<タイ>

18時間列車に乗るために、わざわざホーチミンで乗り換えてバンコクに行った。そのためバンコクでは、クルンテープ・アピワット中央駅近くの公園と市場にしか行っていない。公園にはバンコク蝶の庭と昆虫館があった。

バンコクは車が多かったので公園はよかった。年末に行った釜山・慶州でも、遺跡の野原をただ歩いたのがよかったが、それと同じだ。公園にはミズオオトカゲがいた。変な木片かと思ったらミズオオトカゲだった。あれっていていいの、ペットなのと思った。あんなのが足に乗ってきたらびっくりするのに歩いているとドボンという音がある。あいつの方が逃げて池に入って泳ぐのだ。あいつはシンガポールにもいた。

クルンテープ・アピワット中央駅ではちょうどコスプレ大会をしていた。日本語の歌も流れて踊っていた。男の人がスカートを履いていたり、痩せた人太った人も好きな格好をしていたりした。どうしてタイがそんな感じなのかは分からないが嬉しかった。

 

寝台列車

どうして忘れていたのだろう。進行方向を向いて窓際の席から外を眺めているとき、ずっと着かなくていいと思う。この幸せは私の人生におけるかなり上位にある。寝台列車はインド振りだったが今は世界中の寝台列車が気になっている。景色を見るのではなく寝るのでもいいのだ。

 

<越境>

国境を越えたとき、越えられるんかいと思った。世界から難しいことがなくなってしまったようで不満だった。もう私はどこにでも行けるし住めると思った。私は難しいことが好きだ、仕事も難しい方がいいのかなと思って友達にLINEした。彼女は簡単な方がいいと言った。でも難しいと余計なことを考えなくて済むよ、楽しいことだけだったら途切れる瞬間はあるからと言ったら、そういうこともあるかもねと言われた。

 

<マレーシア>

マレーシアでは5泊した。マレーシアにはイスラム教も仏教もヒンドゥー教キリスト教もあった。なんて私は楽しそうにするんだろうと思った。東南アジアを旅行するのが本当に好きなんだな。生き生きしていた。私がこんなに好奇心で動くのであれば、そういうことを周りにたくさん配置して、私が動くようにしたいなと思った。

enjoyということについても考えた。アメリカで実験していたとき、よくenjoyと言われた。enjoyしないといけないと。あれって命令、強制だったのではないかと思った。使われる頻度的に頑張れの英語版だとは思っていた。どうしたら楽しめるかを考える。Take it easyではない。Take it easyだとしても考え抜かれたtake it easy。最大限の力を発揮するためのtake it easyであり、enjoy。欧米人はすごいものだと思った。

 

どこの国に行っても映画を観るが、ここでは『Vaathi』を観た。授業料無料の公立の学校の先生が、私立の学校の人に「No money, no education.」と言われる。私立の学校にとっては無料でそんなにいい教育が行われては困るのだ。でも先生は授業をすることを諦めなかった。私は分かりやすいストーリーっていいなと思った。本当は法律や経済などにも言及する必要がある。そこが語られない話はダメだ。そう思ってまた友達にLINEをした。アンパンマンばいきんまんを完全にはやっつけないし、マリオが倒すクッパも次のゲームで登場する。そんなに簡単なストーリーはないということになった。だけど分かりやすいストーリーを持っていたら動きやすい気がする。まっすぐでいいなと思った。

カンボジアでは幸せになればいいと思った。この池の景色を見られたらとりあえず幸せではないかと思った。しかしベトナムでは資本主義は止まらないと思った。そしてここマレーシアでは仕事は難しい方がいいとか、分かりやすいストーリーがある方がいいとか、没入して余計なことを考えないということ、そのための環境づくりに関心が行っていた。

 

シンガポール

マレー系、中華系、インド系がいるのはマレーシアと同じだが、シンガポールでは中華系、マレー系、インド系の順番に多い。レストランで周りを見るとひとつひとつの集まりの中で人種は混じっていない。お互いに分かり合えないと知っていながら社会の中で共にいる。人種の坩堝ではなく人種のサラダボウルなんだなと思った。

シンガポールは大統領が作ったレゴの街みたいだった。面積と人口が小さいので考えやすい。ここに埋立地を作ろうとか大統領が思ったんだろうな、私が大統領だったらどうしようと思った。自然にこうなったみたいな家がない。大統領によって作られている。怖さも感じるが綺麗で、ありなのかと思いもする。

シンガポールでは父の友達に会った。2日間本当によくしてもらった。24時間の運転手が付いていて、私は、え、運転手さんにこの人このお店好きだなとか思われたくないんだけどとか、この車1 mm縮めたらいくら安くなる、運転手さんには快適に過ごしてもらいたいけど私の前のここの空間は縮められるとか、そんなことを考えていた。レゴの街に次ぐのけぞり事項だった。

それまで考えていたことはすべて父の友達にぶつけた。父の友達はなんでも答えた。それは目的によるとか言っていた。「自発性と内発性があると宮台真司が言う。対だと思っていたけどその2つだけではないのでは」と言ったときは、それはその人の考え方だと言われた。「カンボジアでこう考えて、ベトナムでこう思って、タイではこうで、マレーシアではこう、そしてシンガポールで今こういう状態で分からないまま帰らないといけない」と言ったら、それでいいじゃんと言ってた。「私はもっと苦しもうと思った。つまりマレーシアで人生を最大限楽しむということについて考えていたのだけど、国境を簡単に越えられたことを不満に思ったように、私にとっては苦しいことが楽しい」と言ったときは、どうしてと言われた。私がいろんなところに行きたい、いろんな人に会いたいと思っているとして、それはどうしてか、人と話しているときなんかに考えて、それで残るものが大事だとか。そして中村天風の本をもらった。答えてもらったことはここに書いてあるらしい。プラナカンタイルももらった。だから大丈夫だ。今は人生を最大限楽しもうとするのか、そのために苦しむのか、苦しみたいのか、ぼやっとしている。分かったことは、難しいことは減ったかもしれないけど、知らないことはたくさんあったということ。それが嬉しいということ。私にはもがいて走ってほしい。走りたい。

バンコクからシンガポールまで縦断した。

バンコクからシンガポールまで縦断するにあたってネットの情報にお世話になったので私も最新版として情報を共有しておこうと思う。要点だけをまとめたものになっていないが実用的だと思う。泊ったのはバンコクペナン島、クアラルンプール、マラッカ、シンガポールである。

 

<航空券について>

行ったのは2023年の3月。バンコクからシンガポールか、シンガポールからバンコクかでは、シンガポールからの方が、航空券が5000円安かった。私は物価が安くなっていく方に移動して行く方がいいと考えていたのだが、バンコクからの方が安いのかと間違えて、そちらからにしてしまった。最終的に航空券を取るときに間違いに気付いたが、もうバンコクから行く頭になっていたのでそうした。沢木耕太郎の『深夜特急』の影響か、ネットに情報を載せてくれている人たちもバンコクからシンガポールに向かっていた。なので考えやすいのはバンコクからシンガポールシンガポールからバンコクに向かっていたら見え方も違ったと思う。そちらの旅行記も読んでみたい。

 

ベトジェットは座席が固く、寝ているとお尻の骨が刺さる。ホーチミン乗り換えでホーチミンまでは座席が固くなくてそういう機体もあるのかと思ったが、ホーチミンからは固かった。持ってきていたプチプチを一枚敷いてみたら、いい気がした。ベトジェットのときはまた持っていく。

 

バンコクからパダンベサールについて>

バンコクの中央駅は今、ややこしいことになっている。私がアユタヤに行ったときはフアランポーン駅からだったが、今はクルンテープ・アピワット駅が出発駅だ。しかしクルンテープ・アピワット駅は元々バンスー駅で、駅に行ってみても表記はバンスー駅のままなのだ。ちなみに予約するときはクルンテープ・アピワット駅。この駅に行ってみて、自分の乗る列車が何時に何番ホームに来ると書いてあるのを見るまでは本当にここでいいのか安心できなかった。

 

バンコクからマレーシアのパダンベサールへの列車は一日一本しかない。チケットはタイ国鉄のホームページから買える。私の楽天カードは3回やっても受け付けられなかった。セディナカードで購入した。

https://dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home

メールで来たチケットのPDFを印刷して持っていったら列車の中で車掌さんが切符を拝見してその紙に改札鋏で穴を開けた。ワオ。

この列車の席は取っておかないとなくなるらしい。そんなことあると思ったが確かに寝る前には周りの席は埋まっていた。ちなみに私が乗ったのは日曜日で、席を取ったのは3日だった。列車は進行方向に向かってどちら側かを選べるらしい。画面上で、席を予約したのが女性、男性、女性/男性、僧侶かということが分かるようになっているので、私はそれに気を取られて進行方向のことは忘れていた。2段ベッドの上下もあるし、コンセントの近くかどうかもある。右も左も一人ずつなので、窓側・通路側というのはない。私が取っていたのは進行方向とは逆側だったが、みんな始発駅のクルンテープ・アピワットからは乗ってこなかったし、終着駅のパダンベサールまでも乗っていなかったので、私は進行方向を向いて、空いている席に座った。

ベッドは上の方が安い。下の方が広いし、窓がある。しかし私はインドに行ったときに3段ベッドを経験していた。3段目は好きなだけ寝られたが、2段目は1段目を椅子にするために折り畳まれ、1段目は2,3段目の起きた人が座るために降りてくるので、寝ていられなかった。あのとき3段目でよかったと思ったので、私は上にしたいと思った。どうせ夜なので外は真っ暗で見えないのではと思ったが、夜トイレに行ったときに外が見えて、わー見てたいと思ったが、揺られていると眠くなるのでずっと寝ていて、やはり上でよかったと思った。タオルケットはあり、Tシャツの上に一枚、ウィンドブレーカーを着て寝た。下は人が通るので、そういう面でも上はいいんじゃないかな。朝、人の気配がなくなりカーテンを開けて外を見たら、列車からほとんど人がいなくなっていて、寝具が片付けられて一か所に集められていたので起きた。パダンベサールの一つ前の駅だった。

ダンベサールはパダンベサール(タイ)とパダンベサール(マレーシア)の2つの駅がある。途中でそう言えば飛行機の着く時間は現地時間で書かれているけど、列車の着く時間はどっちなんだろうと思った。答えはタイ時間で現地時間ではなかった。タイだと日本との時差が2時間、マレーシアだと1時間だ。なのでそのあとの列車の時間も調べていたのだけど、そうか、最初のにはどうせ乗れなかったんだなと思った。列車の中でパスポートを見える気がしていたのだが列車を降りてイミグレに行った。マレーシア側で降りる。マレーシアを出る手続き、タイを出る手続きをする。

 

<パダンベサールからバタワースについて>

ここの区間はマレー鉄道のHPに時刻表はあったが、チケット購入のページには出てこなかった。現地のバタワースでチケットを購入しようとしたところ、窓口は閉まっており、どうするのかなと思ったら、マレーシアの人が券売機の方に行くのを見て分かった。券売機は2台あり、もう1台の前に立つとそのマレーシアの人がちょっと待っててと言って、自分の分を買った後、私の分を買ってくれた。券売機の画面の入り口は2つで、早い方がいいよねと言ってその人は一方の入り口を選んだがバタワースがなくもう一方の入り口に入った。私が乗りたかったものにはチケットの事前購入はなかったのだと思う。普通の電車だった。チケットはクレジットカードで使えた。買うと買った時刻のみが表示されていた。ゲートの前に係の人がいて出発時刻を教えてくれた。またネットにはパダンベサールでコーヒーなどをバーツで買っておつりでリンギットを手に入れておくようにと書いてあったが、食堂の人がどこにも書いていないが両替をしてくれた。他の人がしていて分かった。

 

<バタワースからペナン島ペナン島からバタワースについて>

バタワースのバスターミナルにもATMはあった。ATMはあちらと矢印が書いてあったがどこにあるか分からず聞いたら奥にあった。

ペナン島に行くにはフェリーで1.2リンギット払わないといけない。そのために列ができていてフェリーは待ってはくれない。私の前にいた欧米人は1リンギット札がなくて大きいお札は受け付けてもらえていなかった。1リンギット札を余計に持っていたらあげたかったが私も2枚持っているだけだった。他の欧米人旅行者が両替をしてあげていた。クレジットカードもダメ。そんなこんなでこの支払いに時間がかかる。バタワースにATMはあったがパダンベサールで1リンギット札を手に入れておくといい。帰りのフェリーは無料なのだが、無料ということより列に並ばなくていいことが嬉しかった。フェリーの待合所で蒸しパンを食べた。

 

<バタワースからクアラルンプールについて>

電車もあるのだが結構前から席を取っておく必要がある。私は安いバスにした。

バスのチケットはネットからでもバスターミナルにある券売機でも買える。窓口もあった。私は券売機で安っと思いながら2列と1列の1列の方を買った。券売機だと支払いが現金になる。バスは足を乗せるやつあるし顔を右と左に預けるやつあるし快適。ネットには何社がいいとかあったが、ふらっと行ってその時間に一番すぐ来る安いやつでそれだったので、どれもいいんじゃないと思う。

掲示板でバスは「時間通り」となっていてこのバスでよかったと思ったが、時間になった瞬間「遅れ」に変わった。時間になるまではどのバスも「時間通り」なのだ。他のバスに抜かれることはなく15分後くらいに来た。

バスの乗り場はチケットに書いてあるものと違った。掲示板を見て係の人に一応確認した。

 

<クアラルンプールからマラッカについて>

電車はマラッカから遠いところに着くらしいのでバスがいいと思う。私はバスにした。

バタワースからのバスはKLセントラルに着いたが、マラッカ行きバスが出ているのはKLセントラルではなくTerminal Bersepadu Selatan。Terminal Bersepadu Selatan と言うとTBSかと言われた。

バトゥーケイブに行った際にKTMコミューターに乗った。往復で買うと安かったので得したと思っていたら、改札機を出てもカードが手元にあって、行きにはこれのデポジットが含まれていたのだと気付いた。Terminal Bersepadu SelatanへはMasjid JamekからLRTに乗ったが、KTMコミューターの駅でもあるので移動してこのデポジットを返してもらおうと思ったが、返金はKLセントラルでしか行っていないらしい。なお私が行ったときLRTは一部の区間でバスでの振替輸送をしていた。Masjid JamekからTerminal Bersepadu Selatanには関係がなかった。

チケットの買い方はバタワースからクアラルンプールと同様だ。ふらっと行って買える。

 

<マラッカセントラルから旧市街地、旧市街地からマラッカセントラルについて>

旧市街地まではバスが出ている。17番バスだ。聞いた。本数が少なくWi-Fiがないのであなたも待ってますかと周りに確認して待った。ちゃんと来た。タクシーで行く人が多い。オランダ広場に着くとバスの運転手が降りないのかと言って降りた。そこにバス停はなかった。帰りもこのバスに乗るつもりだったが、シンガポールでお昼に人に会うことになり始発のシンガポール行きバスに乗るために帰りは30分歩いた。マレー半島は日中は暑いので、朝や夕方は気持ちがいい。

 

<マラッカからシンガポールについて>

始発のバスでシンガポールへ。チケットの買い方はずっと一緒。バスのチケットは何分前までしか買えないとかあるのかなと思ったが券売機でも直前に買えた。国境の町ジョホールで大勢が降りたのでイミグレか、私も降りるのかと思ったが、そこはイミグレの手前だった。乗ってきたバスが出たので待ってくれと言って再度乗せてもらった。同じ乗客の中華系の人がその後、この先の手順を教えてくれた。

マレーシアから出る手続きをした後、シンガポールに入る手続きをしようと思った。しかしここで入る手続きをするとまたマレーシアだからと思って人の流れに従い、下に降りた。私が乗ってきたこのバスいますかと人に聞いた。バスはまっすぐ進んだところにいた。分かりやすいところだからよかったが、ホームは2つあったのでちゃんと戻ってきたからよかったけどと思った。ここから乗る人は多かった。バスが動き出し、シンガポールに入る手続きをしていないけど進むぞ、手続きをしないで入っちゃったのかと思ったら、着いて、シンガポールに入る手続きした。マレーシアでもシンガポールでもない区間は長かったのだ。日本のパスポートだとピッとするだけで入れた。入れない人たちは列に並んでいた。バスの運転手には30分以内に戻ってこいと言われていた。すぐ戻って先に座っていたら運転手は驚いていた。ここからの乗客は私一人で、一人のためにシンガポールに行くぞと言われ、おーと言った。シンガポールにはアライバルカードというのがある。私はこれができていなかったのだがそれは使わなかった。

アライバルカードはシンガポールに入ってからメールに届いた。いらないけどと思ったがカジノにはこれがないと入れなかった。シンガポールは入国も出国もスムーズだ。手荷物検査は搭乗ゲートの前にある。そのため空港で並ぶ必要もない。水は手荷物検査をした後の待合所で入れられた。なのでシンガポールよりカジノの方が国に入った感じはした。

シンガポールに着いてすぐ、中華街に向かうために電車の窓口でEZ-Linkを購入した。このカードは電車でもバスでも使える。乗り換えがなかったのでバスに乗った。ピッとしても残高が分からないタイプのカードだった。EZ-Linkはそうらしい。こちらはデポジットではなく返金不可のカード代がかかった。最後に電車に乗って着いた空港で残高を引き出そうとしたがこのカードの場合はできないと言われた。

 

 

まとめ

バンコクからシンガポールへどう移動するのか調べるのが面倒で大体これくらいの移動時間で行けて各場所に大体これくらいいたいからと思って航空券を取った。そして直前に調べた。それで大丈夫だった。クルンテープ・アピワットからパダンベサールへの寝台列車さえ取っていれば大丈夫。国境も簡単に越えられてしまって、越えられるんかいと思った。世界から難しいことがなくなってしまったようで不満だったくらいだ。今は世界中の寝台列車に興味がある。『深夜特急』を読んだことがある人は、しよう、バンコクシンガポール縦断。香港、マカオも行きたいなあ。

内発性という概念を知った。

2月に一番見られたツイートはこれだった。

 

『全部ぶっ壊す』の1巻を読んだ。破壊神が人間の生活を学んでいくのは面白い。破壊神マグちゃん、 デビィ・ザ・コルシファ、聖☆おにいさん

 

マグちゃんにはファンが多いんだな。狂乱のナプタークがすごくいいの。

 

私は「人が本について話したらその場で図書館の本を予約する」、「図書館で本を受け取ったらその後スーパーに行く」、「電車に乗ったら本を読む」、「本を読んだらTwitterに書く」が決まっている。自分がその本を読んだかどうかはTwitterで確認する。「青春18きっぷでもとが取れるところには青春18きっぷが使える春、夏、冬に行き、その際には残り4回の青春18きっぷも有効活用する」というのも決まっている。スーパーの商品も「いくらなら買う」、「できるだけ違うものを買う」と決まっている。決まっていることはやりやすい。うまく決められると続けることができる。やる、やらないではなく、そうなっているで済む。これはとても楽だし快適で、そうなっていないものはどうにかして条件設定をしてそうしたいが、それが進むだけではだめみたいだ。宮台真司が「内発性」と言うのだ。大学院生が宮台真司の本を読んでいて最初に読むなら『14歳からの社会学』だと教えてくれた。(彼はそれは読んでないらしく私が感想を言ったら読むと言っていた。)将来の不安に駆られて自発性を持って行動するのもいいが、それで嬉しいのは達成したとき。それに対して内側から湧き出る力である内発性に突き動かされる場合は、行為そのものが喜びだと。ああ今の私には内発性が足りてなかったと思った。それに言葉があると知ってちょっとしたwater状態になった。子どものときは何にでもなれるし何にでも憧れる。大人になってもそれでいいのだけど、自分にはこっちが合っているとか思い出すし、人それぞれだねという感覚が強くなる。なのでああ私には最近内発性がなかったな、取り入れたいなと思った。大学生に聞いてみると影響されてばかりいると言う。いいな。所ジョージは昨日と今日が同じだと嬉しいと言っていた。私は分からないと思って、分かるかもと思って、まだ分からないでいたいという経緯を辿っている。日々の生活に満足することが大事な気がしていたけどもっと望んでいいのだ。足りなさを感じていていいし、足りなさがあるがゆえにありたい姿に近付く過程にワクワクすることができるのだ。足りないと思おう。行為そのものを喜びにしよう。

コロナ渦に始まったオンライン工場見学

オンライン講座同様、オンライン工場見学もいくつか参加したのでまとめたい。私が参加したのは録画ではなくリアルタイム配信のもの。現地での工場見学にもよく行っている。機械に制御されているのにたくさんのものがランダムな動きで流れてくるのが可愛い。オンラインの方では商品目線での映像が見られたりして、モンスターズ・インクの流れるドアにくっついたときの気分を味わった。自分と同じ姿をしたものたちがどんどん合流していきどこに行くんだろう思う。

コカ・コーラ
おにぎりせんべいのマスヤ
日産(2工場あり)
ファンケル(2工場あり)
カルビー(3工場あり)
キューピー(3工場あり)

参加者が私だけでも開催してくれるので、参加可能枠が示されている場合は、枠が減っている回を狙い、他の参加者と同じときに参加するようにした。参加者が自分だけのときなんてそれはもう、にこにこ、へええとリアクションを取らないといけない。顔を出すかどうかは自由ではあるが、全力でやってくださる以上、こちらも全力で受けたいので、質問を考えながら見た。
参加者が集まらないと開催しない工場もあったがその工場はすべての日程を開放していてそれだと集まらないので、そういうことなら毎月一回開催しているマスヤのようにしたらどうだろうかと思った。マスヤの場合は、何人で見ているのか当日も分からなかった。
オンライン工場見学ではよくクイズが出題される。いろんな工夫がされている。私はほとんど間違えない。できたら商品をスーパーで買って用意しておくようにと言われたこともあった。
視聴後にオンラインストアで使えるクーポンをもらえることがある。使ったことはなく、いりますかと言われると困る。
母にオンライン工場見学により企業に親しみは湧くのかと聞かれた。単純接触のうちの1回という感じだが、できたてのサプリメントですなんて見せられると食べ物じゃなくてもできたてってことがあるのかと記憶に残る。レシピを教える姿勢があるよねとか。親しみが湧くとまでは言わないが大事な1回だ。費用対効果は分からないけど、工場の人にとっていい経験になっているといいなと思う。私はやっていただけて嬉しかったです。録画なら見なかったけど、gaccoと同じで日にちが決まっていたので見ることができた。

gaccoでいくつかのオンライン講座を受けてみた話

無料オンライン講座のgaccoでいくつかのコースを修了したのでまとめたい。受講したのは統計関連か歴史関連のコース。統計関連の修了要件はテストで合格点を上回ること、歴史関連の修了条件は全授業を視聴することだった。

 

誰でも使える統計オープンデータ

データ科学・ビジネスインテリジェンス

統計の入門

社会人のためのビジネスサイエンス マーケティング

社会人のためのビジネスサイエンス ビジネスのための統計学入門

統計GIS講座(基礎)-地域データの可視化と分析-

人生大全 『読書大全』の著者が語る人生の歩み方

コテンの法則!! (1) 日本の歴史はぬるいのか!? ~昔から外圧で変化してきた~

コテンの法則!! (2) 信じるものは救われない ~一神教ではなく多神教の日本~

コテンの法則!! (3) 地位より人、血より家 ~システムづくりが苦手な日本人~

世界史から学ぶ会計入門 -アメリカ編-

世界史から学ぶ会計入門 -イギリス編-

世界史から学ぶ会計入門 -イタリア・オランダ編-

お金に振り回されない生き方 -人生100年時代 お金の教養入門-

現代に生きる子どもの心理学

マネビタ ~人生を豊かにするお金の知恵~

ハイブリッド型授業をはじめよう

「新時代のマネーリテラシー」〜森井先生と『税』を学ぼう〜

「新時代のマネーリテラシー」知っておくべき投資の知識

「新時代のマネーリテラシー」知っておくべきお金の知識

 

gaccoを受けたきっかけは総務省統計局の統計博物館で「誰でも使える統計オープンデータ」開講のチラシをもらったことだった。まだ開講前だったため先に登録だけして、開講してから一週間ずつ受けていった。テストの問題は政府統計の総合窓口のe-Statを使わなければ解けない。一回一回に量があったため溜めないようにした。こういうのは終わらせられない、終わらせられなければ嫌な気持ちになるのでしないに限ると思ってこれまでしていなかったが、一週間毎に公開されるのであればそこでやってしまえばいいと思うことができてその結果取り組むことができた。テストの難易度もちょうどよかった。達成できたので味を占めて統計の講座を受けていった。こちらは期限は決まっていたが一週間を待たずに一気に受講することができた。積極的に受けたいという気持ちになっていたので、ここではそのシステムでよかったと思う。一週間毎に受ける仕組みならいつか気持ちが途絶えたと思う。テストの難易度は下がっていたが、授業内容を見たり調べたりしないと答えられない問題もあった。視聴しただけでなくテストを受けたことで、ちゃんと理解しながら進められていると思えた。その次に受けたのは歴史のコースだ。テストがなく視聴するだけならYouTubeを見ればいいのでやめてしまうのではないかと思ったが、開講されているコースが少なかったので、開講されているもので興味があるものは見ようと思えた。そうしたらとても面白かった。歴史の考察ってこんなに面白いのか、歴史ってこういう風に楽しむものなんだ、だから今歴史は強いんだと思った。

以上が私のgaccoの受講履歴なのだけど、いい順番に出会えたと思う。そのときそのときの気分や余裕に応じて、コースのスタイルを選べるというのはいいと思う。自分でオンライン講座を作るときはこれは取り入れたいなと思う。すべてのコースにテストを設ける必要も、すべてのコースでテストの難易度を揃える必要もないのだ。授業が受けられるタイミングも、開講日を決めることで人に決断させるスタイルと、好きなように受けられるので時間があるときにどんどん進めてもらうスタイルがあるといい。自分だったらどういうオンライン講座のプラットフォームを作るか、自分はどういう環境であれば学習するのかを考えたり知ったりするのに今回の経験は役に立った。登録したことはあるが受講したことはないという声も聞いたが、もしかしたら今興味のある講座があるかもしれない。ながら見で進めていけて満足度も高いので見てみてほしい。

行った銭湯が100を超えたら同じようにまとめたい。

 

https://gacco.org/