5日連続版の青春18きっぷを使った

冬に引き続き春も青春18きっぷで帰省した。妹が大阪にいたときは、妹の家で一泊して、行きで2回分、帰りで2回分を使い、残りは東京で使っていたが、妹が東京に引っ越してから事情が変わった。さらに青春18きっぷは5日連続でないと使えなくなった。しかし今年の冬は妹家族が帰省した後に帰ることになり、航空券が安いうちに帰れないのであれば青春18きっぷを2枚使っても飛行機より電車となった。東京で1回分使ってから帰り、戻ってからまた1回分東京で使った。2日で福岡に帰っていたときに比べていろいろ寄れるようになった。そのうちの一か所が白川郷だ。単なる移動手段ではなく道中が旅行と考えるととても楽しかった。それで春もまた青春18きっぷで帰省した。5回に分けてのちまちま使いができなくなった今、これはいい使い方だ。しかし私が大学生であったなら、安いという理由で青春18きっぷだったので、間のホテル代を考えると青春18きっぷに行き着いただろうか。私は青春18きっぷが大好きなので、あの青春18きっぷがなくなったとなると、大学生たちに対して、青春18きっぷを守れなくて申し訳ないという気持ちになる。指定券売機で、いつから5日使うかではなく、どの5日に使うかを指定して買えるようになるといいな。

 

今回は東京、二川(大蔵山)、名古屋(柳橋中央市場)、岐阜(ロイヤル劇場、ぎふメディアコスモス、水の資料館)、新大阪、垂水(五色塚古墳)、明石(明石城)、姫路(姫路城、好古園)、広島(袋町小学校平和資料館、本川小学校平和資料館など)、門司港・下関(関門トンネル人道)、小倉(小倉城小倉城庭園、松本清張記念館)、博多に行った。ロイヤル劇場ではフイルムで映画を上映しており、600円で見られる。私が行ったときは『可愛いくて凄い女』を上映していた。ぎむメディアコスモスは滞在型図書館で特に1階がいい。地域の拠点となっている。向かいにある岐阜市大食堂もよかった。私は埴輪を並べてくれている古墳が好きだが、五色塚古墳ではそれだけでなく海も見ることができよかった。町中に急にある感じも面白い。お花見の時期だったので、どの城でも人々が幸せそうに見えた。広島では原爆の後の残る建物を巡った。原爆資料館ではものがガラスの向こうにあるので、展示物に見えた。遠く感じた。人、特に外国人旅行客が多くて、見に来た人たちの満足度が下がらないかと思った。小学校の資料館の方がおすすめである。関門トンネル人道は『ドキュメント72時間』で見てから行きたかった。ここを毎日散歩している人を想う。

 

石原慎太郎が趣味は大事だと言ったそうだ。「強烈なエゴが人生を切り拓く」。旅行の計画を立てるのは面倒だったりするがそれでも好きでやっている。エゴの話には共感するが、大事だからやっているわけではない。でも思いは熱いかもな。行きたくて行きたくて行っているだけだけど、私の力にもなっているといいな。